リバウンドの原因
ダイエット法にはたくさんの種類がありますが、成功するには【継続】がカギとなります。流行りのダイエット法が自分に合わず、途中で辞めてしまい、「結果リバウンドしてしまった」なんて経験はありませんか?
今回は、ダイエットの大敵「リバウンド」の原因について解説し、おすすめのダイエット方法をご紹介します!
ダイエットの大敵【リバウンド】
まず、「リバウンド」とはどんな現象を指すのでしょうか?リバウンドとは、ダイエットを辞めた後に体重がダイエット前に戻る、またはそれ以上に増える現象を指しています。苦労して体重を落としたのに、いとも簡単に戻る・増えるなんて腹立たしいですよね!
このリバウンドを回避するためには、人間の体の機能について理解をする必要があります。
リバウンドの原因
なぜリバウンドは起こるのでしょう?主な原因3つについて解説していきます。
【原因①】ホメオスタシス機能
ホメオスタシスは「生体恒常性」とも言い、生体の内部・外部の環境が変化しても、その生体の状態が一定に保たれるという生物の性質や状態のことです。
簡単に言うと、生命維持のために「身体が環境の変化に慣れて順応する」ことです。ダイエットを始めると、自分の意志でいつもより食べる量が少なくしたり、運動量を増やしたりしますよね?そんな環境の変化を【体】はどう捉えるでしょうか?
食事量の減少=エネルギー源の不足
運動量の増加=エネルギー消費量の増加
『生命維持に危険!エネルギーを節約せよ!』というように、体が省エネモードに入ってしまうのです。ダイエットには、いままで順調に減っていた体重に変化がなくなる時期【停滞期】があります。これが省エネモードの期間なのです。
2週間~1ヶ月程で体は環境の変化に順応し、停滞期を抜け、体重は再び減り始めます。しかし、少ない食事量で生活できるような身体に変化しているため、ダイエット前の食事量に戻すと、消費できないエネルギー源が体脂肪として蓄積し、リバウンドを引き起こすのです。
【原因②】レプチン分泌量の変化
レプチンとは、脂肪細胞から分泌される神経伝達物質です。脂肪細胞にエネルギーが蓄積されると分泌され、脳の満腹中枢にサインを送ります。これが私たちに満腹感をもたらします。しかし、レプチン分泌量も減ってしまい、満腹感を得づらくなります。
これに我慢できず、食事量を戻してしまうとどうなるでしょう?レプチン分泌量が減っているため、以前の量を食べてもなかなか満腹感が得られません。結果、食べ過ぎてしまい、リバウンドを引き起こします。
【原因③】基礎代謝量の減少
基礎代謝量とは、生命維持に最低限必要な1日のエネルギー量のことで、何もしなくても生きてるだけで消費されるエネルギー量のことです。そして、この基礎代謝量は、体を占める筋肉量の割合に比例して増減します。
運動は体脂肪を減らすのに効果的ですが、同時に筋肉も分解します。適切な食事を摂らないと、筋肉量を減らしてしまうリスクがあるのです。食事制限やオーバートレーニングで基礎代謝量が減ると、ダイエットを辞めた時に以前よりもエネルギーを消費できないため、リバウンドが起こるのです。
計画的に「太りにくいカラダ」を目指そう!
リバウンドの原因は、身体の優れた順応能力によるものです。このメカニズムを理解し、リバウンドを起こさないダイエット計画を立てましょう。
計画①ホメオスタシスを機能させない
ホメオスタシス機能は、1か月間で体重が5%以上減少すると最大限働くと言われています。1ヶ月の目標は、体重の3%程度がおすすめです。
例 体重60㎏の場合60㎏×3%=1.8㎏
計画②最低1ヶ月間は継続する
レプチンの分泌量が適正量に戻るのは、最低でも1ヶ月程度の時間を要します。食事の量を減らしたら、1ヶ月は継続しましょう。そのためにも無理な食事制限はせず、バランスの良い食事を心掛けてくださいね。
計画③基礎代謝量をキープする
基礎代謝量をキープするには、筋肉量を維持しましょう。筋肉量をキープするには、トレーニングメニューに筋トレを含め、タンパク質を豊富に含む食品で栄養を補給する必要があります。栄養補給にプロテインやHMBサプリメントの活用すると、カロリーコントロールがしやすく、トレーニング後も手軽に補給できるため便利ですよ。
筋トレで理想の体型をキープしよう
あなたの身体は「今まで食べたもの」と「今までの生活」によって作り上げられました。身体を変えるということは、生活習慣を変えるということです。
20年間の生活習慣を、数日・数週間で変えることはできません。ダイエットは長期戦です。しっかり計画を立てて自分自身と戦いましょう。
「キレイになりたい」
「自分を変えたい」
そんな想いから始まるダイエット。是非成功させて、明るい未来を手に入れましょう!